「黒蜥蜴」


 昨日放送され録画しておいた「黒蜥蜴」を見た。

 しかしなんで今頃「黒蜥蜴」? と思ったら・・・そうか、作者の江戸川乱歩の生誕120周年及び没後50年の記念ドラマなんだ。
 先日ご長男が亡くなられたし・・・時代は流れていくのね。

 ぴょんは子どもの頃、ポプラ社の「黒い魔女」で読んだが、本当はドラマは見るつもりなかった。

「黒蜥蜴」は魅力的な作品で今まで何作ものドラマが作られてきたが、そのほとんどが黒蜥蜴・・・つまり演じる女優を美しく撮る事にメインを置いていた。まるで女優のPVのように。
 確かに魅力的で美しい女優が演じているのだから綺麗に撮りたいのはわかるが、それを延々と見せられるこちらはたまったものではない。
 話を進めてくれ! と焦れて途中で見るのをやめた作品もある。

 今回は真矢ミキ主演で、あまり女優女優していないので大丈夫かなと思ったら・・・原作とはまったく違う「黒蜥蜴」になっていた。

「明智がベントレーに乗ってちゃダメじゃん」

 一緒に見ていた淳さんが叫ぶ。なんかイメージとは違うんだって。確かにそう。おまけに警視庁副総監だなんて・・・明智は組織に入ってはダメなのよ。

 しかしなんで周りの・・・浪越警部や刑事達の芝居があんなにクサいんだ? 面白くしているつもり? わざとらしくてかえって嘘っぽくみえて白ける。
 渡部篤朗は嫌いではないが、迫力も威厳も重厚さもない明智だな。

 と、淳さんが、

「(見た時は)あの車はベントレーだと思ったけど、フードクレストマークがロールス・ロイルのフライングレディぽい。でもリアのエンブレムはロールスじゃないし・・・とはいうもののベントレーともちと違う。もしかしてロールス・ロイス時代の共有車両をモデルに、番組が独自でドラマ用にちょっとアレンジしたのかな。ナンバーも556(コゴロウ?)だし。ほら、『すべてはFになる』で萌絵の車がZだったけどエンブレムをちょっと変えて架空の車にしていたように─」

 とブツブツ・・・。

 うん、そーいうのってあるね。
 遊びは好きだけどこのドラマの遊びは余計だね。
 蝶ネクタイにブレザの子どもってコナンか? 江戸川乱歩だから?
 ラグビーボールを山下真司に持たせる意味のないシーン。みえみえだなあ。

 遊びはね、キチンとした内容があってはじめて通じるもので、このドラマの内容で見ている人が楽しめると思う?

 ドラマ化するにあたって原作を少し変えるのはよくある。原作にはドローンもスマホも出てこないもんね。(できれば原作の時代設定で作ってほしかったが)

 それはいいが黒蜥蜴が、『盗人だけど本当は良い人』という設定が気に食わない。綺麗にまとめすぎている。

 黒蜥蜴は悪党で大胆不敵で自分の意志を持った美しい人。警察や名探偵相手でも容赦はしない。
 そんなスカッとする「黒蜥蜴」が見たかったなあ。


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